ニンジンとかぼちゃの食パン(パナソニック製ホームベーカリー版)の完成品の写真

ニンジンとかぼちゃの食パン(パナソニック製ホームベーカリー版)

パナソニックホームベーカリーSD-P103試用レポートその1 ニンジンとかぼちゃのパン 使用コース:1 食パンコース 自分でパンを焼くことの一番の魅力は、好きなように材料を組み合わせて、無限に違った味を作り出せるところです。かぼちゃパンはとてもふんわり、ニンジンパンは食物繊維が豊富で、しかもどちらもオレンジ色の野菜なので、組み合わせとしても抜群に相性が良いんです。そこで、この2つを一緒にパンに入れてみようと思いつきました。かぼちゃは蒸すかゆでて、よく水気を切ってからつぶしてピューレ状にし、ニンジンは生のまま細かくすりおろします。こうすることで、かぼちゃのほのかな甘い香りと、ニンジンの細かな食感の両方が楽しめて、本当においしいですよ。 こんなに小さなホームベーカリーを使うのは初めてです(最大で500gのパンまでしか焼けません。大きさの比較は手順13を参照)、しかも評判の高いパナソニックのホームベーカリーを使うのも今回が初めてなので、まだ慣れている最中です。レシピの最後に、このパナソニック製ホームベーカリーを試してみて感じたあれこれをまとめてあります。

材料

強力粉(パン用小麦粉)250 g
ニンジン50–100 g
皮をむいたかぼちゃ50–100 g
牛乳60 ml
1
無塩バター20 g、室温に戻して柔らかくしておく
3 g
砂糖30 g
ドライイースト(インスタントドライイースト)3 g
この分量で約500 gのパンが1個焼けます適宜

手順

1

ニンジンは細かくすりおろす。かぼちゃは皮をむいて一口大に切り、やわらかくなるまでゆでるか蒸し、しっかりと水気を切ってからつぶしてピューレ状にする。私は欲張ってどちらも100 g、合計200 gも加えてしまいましたが、結果的には多すぎてこねと発酵の両方に悪影響が出た気がします。50 gずつにするのがおすすめです。液体量はそのままでもかまいませんが、合計で100 mlを超えないようにしてください。

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2

ホームベーカリーのパンケースに牛乳、卵、塩、砂糖、ニンジン、かぼちゃを入れる。

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3

その上から強力粉をふるい入れる。

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4

イーストはイースト投入口に入れる。パナソニックのホームベーカリーでは、イーストは別室に入れておき、生地のこねが進んでグルテンができてから自動的に投入される仕組みになっている。一度休ませたあと、再びこねてイーストをしっかり混ぜ込む。こうすることで、こねの最初の段階からイーストが塩や水分に触れてゆっくり発酵し始めてしまうのを防げる。よく考えられた、本当に優れた設計だと思う。

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5

そのまま1番の「食パン」コースを選び、焼き色は「淡」を選択する。

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6

スタートボタンを押してこねを開始する。実は私はかぼちゃとニンジンを入れ過ぎて、取扱説明書にある最大量をオーバーしてしまいました……。合計100 gを超えないようにしたほうが無難です。

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7

こね始めて10分たったら、柔らかくしたバターを加える。最初から牛乳や卵と一緒に入れてもよいが、「バター後入れ」方式のほうがグルテンができやすく、パンがよりふんわり香りよく仕上がる。

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8

こねを続ける。こね工程が終わると、パナソニックのホームベーカリーが自動的にイーストを落としてくれる。

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9

しばらく休ませたあと、もう一度こねてイーストをしっかり行き渡らせ、その後発酵、焼成へと進む。

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10

あとは焼き上がりまで、のんびり待つだけ。

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11

まずデザインと作りについて。正直なところ、国産メーカーのホームベーカリーとはかなり差があります。見た目もとても美しく、高級感があります。

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12

左が一般的なホームベーカリーの標準サイズのパンケース、右がパナソニックSD-P103。とにかく小さくてかわいい。大きさはかなり違うのに、仕上げはとても丁寧で、左の大きなケースより明らかにずっしり重い。材料の質の良さがよく分かる。

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ふたは二重構造。外側の赤いふたを開けると、内側に各種メニュー表があり、丸い開口部がイーストを入れる場所になっている。

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付属品はとてもシンプルで、取扱説明書、計量カップ、計量スプーンだけ。ただし仕上げはとても丁寧で、スプーンには1/2と3/4の目盛りまで付いている。このミニモデルには「おまけ機能」は少なく、ジャムやヨーグルト、餅つきなどのコースはない。本当に「パンを焼く」ことに特化した機種で、その分プロ仕様と言える。

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ここで特に触れておきたいのが取扱説明書。届いたとき、本当に感心しました。内容が非常に詳しく、専門的で読みやすく、まるで雑誌のよう。載っているレシピもとても信頼できる。

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最後に、パナソニックファンが特に高く評価しているポイントを一つ。パナソニックのホームベーカリーはとても静かです。こねのときにガンガンと大きな音がせず、本当にびっくりするほど静か。実際に使ってみると、この静かさがどれほど快適かよく分かります。

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17

全体的に見ると、パナソニックのホームベーカリーはパンが焼き上がるまでの時間が長めです。食パンコースで4時間、ふんわり食パンコースで4時間20分、全粒粉パンで5時間、早焼きパンコースでも2時間かかります。説明書をじっくり読み、時間をメモしてみると、実際のこね時間自体はそれほど長くないことが分かりました。追加こねを入れないと、生地の弾力が十分につくか、薄い「グルテン膜(ウィンドウペーン)」が開くまでこねられているか、少し不安になるほどです。その代わり、発酵や休ませの時間配分がとてもよく考えられていて、焼き上がったパンはいつも本当にふんわりしています。何年も前から、パナソニックのホームベーカリーを勧める人はとても多く、「全自動コースでも本当においしいパンが焼けるのはパナソニックだけ」と言う人もいるほど。その理由は、日本の設計がとても細やかで専門的であり、各コースが細部まで緻密に作り込まれているからだと思います。

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料理のコツ

このホームベーカリーは京東商城(JD.com)で「世界初登場」中。「世界初登場」という言葉は、ちょっと大げさで気後れしそうですが……。 詳細はこちら:http://sale.jd.com/act/kifzBcRdKeW.html 先着100名にはハンドミキサーのプレゼント付きです! 単体購入ページ:http://item.jd.com/1085316.html パナソニックのホームベーカリーは設計が本当によくできていますが、その分お値段も安くはありません。200~300元、あるいは300~400元ほどの国産機とはかなり差がありますが、優れている点もそれだけ大きいです。ホームベーカリーの購入を考えているなら、自分の予算に合わせて決めればよいと思います~~ それから、『愛してやまないホームベーカリー』という本は、今やホームベーカリーファンの必読書のような存在で、全編を通してパナソニックのホームベーカリーを基準機として取り上げています~。 「食パン」コースだけでも4時間かかり、そこに追加こねを入れるとさらに時間が延びてしまうので心配、という声もあります。何度か試した結果、私が見つけたベストな組み合わせは、まず「こねのみ」15分コースを使い、そのあと「パン生地」1時間コースにしてから取り出して成形し、オーブンで焼く方法。または、「こねのみ」15分コースのあと、直接「メロンパン」2時間15分コースに切り替える方法です。この「メロンパン」コースには15分間の専用作業時間があり、その間に一次発酵の済んだ生地を一度取り出して成形し直し、再びケースに戻して焼成を続けることができます。焼き上がりは驚くほどおいしいですよ~~。なお、このホームベーカリーには「発酵のみ」や「焼成のみ」の機能はありません。